刺激に飢えていた・PC復活編
ドーパミン中毒のZ世代にとって、Twitterはあまりにも退屈だ。
もっと楽しいことを、と燻っていたらPCがぶっ壊れた。
事の発端
Home Assistantをサーバーに召喚したので、せっかくならリモートでPCを起動できたら嬉しいと思った。
BIOSを触るついでに、各種BIOSのアプデもしてしまった。これが悪さをした。
BIOSというのは、普通のソフトと違って簡単にアプデしてはいけない。こんな事、自作PC人間のDNAに刻まれているはずじゃないか。
長めの悪夢はじまり
再起動をかけたら、ブラックスクリーンだ。ブルスクじゃない、時代だ…なんて思う余裕はなかった。
何回か起動に失敗したら回復環境に入ったので、chatGPT大先生に相談しつつCMDを開いてbootrecを触ったりしていた。
結論、「これでなんとかなる!」と言われたコマンドを叩いて再起動したら今度はCMDすら起きなくなった。
インストールメディアを探す/手に入れる
Win10のメディアは持っているはずなのだが、どこにも見当たらない。
USBメモリがあるから、メディアを作れば良いのか…。何度もよぎったことだが、面倒が勝っていた。
時間が経つごとに(探しながらメディア作るか…?)から(もう面倒だしメディア作るか…)に遷移していった。現実逃避含めて2時間ほどかかった。
幸いにも我が家にはUbuntu Serverがある。邪魔だからと外したモニターを持ってきて接続、見慣れたコマンドラインとスマホのGPTを頼りに手打ちで進めていく。
デバイスを総動員してPCを治す
curlは機能しなかった。Windows11のISOファイルは、GUIの押下でURLが生成される仕組みらしい。
だとしたら、ISOはAndroidから落としてUSB接続で転送すればよかろう。
ISOを落としてUSB接続、充電ではなくファイル転送にしたところ、違和感。
ISOファイルが見つからないのだ。
MTPは小サイズのファイル転送にしか対応しておらず、8GBあるものは検知されないらしい。
知識とデバイスを総動員してPCを治す
だとしたら、Termuxでのsshdだ。
Home Assistantを前のスマホ(CMF Phone 1)に入れて遊ぼうとしたが、どうやらCeleronマシンでも問題なく動くようなので却下とした過去がある(10時間前くらいの記憶だ)。
GPTに提案されて、生きた知識の感覚だった。
スマホをSSH接続してISOファイルを入れた。
USBにはddコマンドで焼くと良いと言われたので、そのとおりにした。
落とし穴だった。
WoeUSBで焼かないとダメらしい。
無事WoeUSBで焼いてメディアを作成、PCにメディアを刺してブート順を変更して再起動をかけた。
やっと、やっと悪夢から解放される。はずだった!
結局ダメじゃん
GPTに提案されたのはインプレース修復だった。
壊れたSYSTEMも、壊れたドライバも、壊れた構成も全部新品になります。
おい、さんざっぱら元通りに出来るって言っておきながら新品になるのかよ…
飛ぶのはCドラのみで、前のデータもWindows.oldに残るから多少の復旧は出来るだろう。
もう判断力が鈍っていて、それしかない、そうでないと困る、としか思えなかった。
PC新品化の後始末
結論、Cドラに入れていたアプリ類はほぼ全て飛び、儲かったのはサム・アルトマンのOpenAIだけだった。
EdgeでChromeとZen browser、NoahとWinrar、Adobe CCとRMEのドライバ…
PCの修復には慣れていたが、GPTのせいで余計な希望を見せられたために苦しかった。
結論
- BIOSのアプデはしないこと
- LiunxでWin11のインストールメディアを焼く時はddではなくWoeUSBを使うこと
- 定期的に絶望と仲良くなること
このくらいだろう。