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本を出すぞ
生きた証は必要だ
必死に生きた人間の末路が忘却だなんて許されない。
COMITIA154に売り子としてサークル参加して、思うところがあった。
本を出す、マジで。
ステッカーボム収集本を出すことにした。
庭である秋葉原でステッカーボムの写真を集める。
本を出せるのか?マジで。
写真集ともなると、表紙から本文までCMYKじゃないといけない。
紙質にもこだわる必要がある。
色の校正とかしないとだし…
諸々オプションを入れるとレンズが買える額になる。
まず資本はどうするの?
売れ残ったらどうするの?
様々な疑問を振り切ってCOMITIA155のサークル参加の申込を投げた。
すでに後悔気味でもあるが、生きた証を残すためにもやる必要がある。
人生のボラティリティを閉じて、カタギを諦めた人間として、こればかりは譲れない。
もうすぐ叔父になるというのに…
もうすぐ叔父になるというのに!?
…それは関係ないな。
改めて本を出す、マジで。
男を磨く36回ローンで買ったカメラとレンズで、退路を絶ちに絶って、ついに産声を上げる。
メカ外道、人生で最も狂った状態で送り出すステッカーボム本、今、あなたの手に。