1332 文字
7 分
世界のデバッグ:CO2濃度編

幽霊の正体見たり#

職場が変わり、心新たに働いている。

しかし職場の空気が淀んでいる気がする。これはいけない。

具体的な症状でいうと、頭が重くて判断力が鈍くなる。気圧の良くない日は如実に出てくる。

前から懸念があったCO2濃度の影響が見えてくる。

前職場と比べると天井も低く、人間の密度も3倍はある。

恐らく換気が足りていないのだ。

一般に室内のCO2濃度が1000ppmを超えると既に判断力が鈍ってくるらしい。

ついででよぎる懸念#

自宅にいても「なんか調子悪い」と思うことがある。気圧や自律神経周りは至って正常といえる範疇なのに。

前職同僚の言葉を借りるなら「部屋に怨霊がいる」感覚だ。その人はswitchbotのCO2センサーを購入して怨霊の正体を暴いた。

ともすると自宅も換気不足なのでは…、と思うと急に息苦しくなる。

GPTに部屋状況を相談すると、「大いにあり得る」と回答を得た。

そう思うとさらに息苦しくなるものだ。

まず一歩進める#

何はともあれ、職場にいきなりESP32を持ち込むのは諸々危険だ。

事前情報としてまともなCO2センサーがド高い事も知っていた。何千円もする(上にその価値が分かりづらい)アイテムを無防備においておくのは怖い。

第一歩としては、自宅のCO2濃度を測ろう。

MQTTとスマホのテザリングでHAに送信して〜、3Dプリンタでシャーシを作って〜、は一旦忘れよう。

闇を暴く武器#

余剰ESP32を何個か持っているため、CO2センサーさえあればなんとかなる。

秋月でAE-SCD40-BO(6000円する!)を思い切って購入し、まずは自宅のCO2濃度を計測することにした。

幾度かのファーム書き込みの失敗の後、出た値は1026ppmだった。

武器を疑うな#

AE-SCD40-BOは温湿度センサーも搭載している。恐らくCO2計測時の補助となるものだろう。

BME280(気圧センサー)と、昔買った時計についてる温湿度表示で室温を把握しているが、SCD40の温度は2つの表示より5℃高かった。

結論としては、自己発熱が大きいらしく、またSCD40の温度はそんな気にしなくて良いとのこと。

何にしても、この部屋は換気が行き届いていないようだ。

初期不良の懸念は無いらしい。

いたずらに闇を暴かないこと#

無闇矢鱈と換気をしても息苦しさは消えなかった。

布団に包まってログを見ては、「800ppmでもまだ息苦しいけど…」と悶えていた。

状況はむしろ悪化したと言える。

金欠を理解したところで国から補助金がおりるわけではないからだ。今は「金欠だと気付いてひたすら生活の金について考えている状態」と言える。

感情を無理やり言葉に起こす暴力性とかも。ほら、あるじゃろ。

とはいえ光は見えたかもしれない#

外を歩いても息苦しさを覚えるので、流石に訝しんだ。

言わずもがな、外のCO2濃度は低い。でもなぜ苦しいんだ?

もしかしたら呼吸が悪いのかもしれない。

ともすると、CO2濃度なんてものは無く、呼吸が浅いがために単純に酸欠になっていたのかもしれない。

GPTに聞いたところ胸を開いて深く呼吸しろと言っていた。

もしかしたら新しい職場(大した会議なんて無いくせにノートPCを使うのだ)で姿勢が変になり、それで呼吸が浅くなったのかもしれない。

どんな原因であっても、息苦しいのは変わらない。そして原因さえ分かれば、対策をするのみだ。

全ては楽になるため……

教訓#

CO2濃度の実在性はさておき、家にセンサーが増えた。

センサーが増えたということは、世界を知覚する足がかりが増えたということだ。

そして、環境を疑う前に自らの姿勢を疑ったほうがいいな。猫背になると腹が出るとGPTが言っていた。

また、酸欠と血中CO2濃度は違う現象ということもこの困難を通じて知らされた事だ。どう違うかは知らないが…

まあしかし、いつか職場に持っていって血中CO2濃度という怨霊の退治に役立ててみよう。